ー詩音sideー


 急に電話を切られた詩音は驚いている。



 (初めて女から拒否された。しかも、悪代官だって…面白い女。)



 クスクスと詩音は笑っていた。



 「SHION、何か面白い事でもあったの?」


 「ミア…お前はもういらない。」


 「えっ…どうしたの?」


 「飽きたから帰って。」


 「私…どこか悪い所あったの?ちゃんと直すから!」


 「早く出て行ってくれる?」



 詩音はミアを睨むように言った。



 ミアは「分かった」と言って慌てて着替えた。