「そうなんだ。良かったね!」



 小梅は繭の話を自分のように喜んだ。


 それから二人は、一軒の居酒屋に入った。



 「ここは?」


 「さっき話していたお店よ。」


 「じゃ、繭が今の彼氏と出会った所!?」


 「そうだよ。今日は休みって行ってたけどね。」


 「そっかぁ。見たかったなぁ」


 「今度ね!」



 二人は座敷へと案内された。



 「小梅は何を飲む?」


「私は…ウーロン茶で良いよ。」


 「お酒は飲まないの?」