「さてと…では、みーちゃん。さっそくゲームを

　しません?」

「えっ?何言ってるの。私、カード持ってきて

　ないよ。それに、先生に見つかっちゃう　!!」

「知らないの?Best10に入ったものは、
　
　空中でカードを頭の考えだけであやつることができるし、

　好きな時に出すことができるの。

　ほら、はやくカードをだして?」

そんなもの出せないよ―――――――――

と思った瞬間に金色に光り続けるカードが

ぱっと出た。それに、売っているデッキでは

当たりにくいカードも全種類そろっている。後は

自分の中にあるゲームの知識を使うだけ。

ゲーム開始～～～～～～～～～～～～～～

私は1ターン目、3つのカードで束になっている

ブルーのキラカードを出した。しーちゃんは、なぜか3つ

のカードで束になっているLv.1のカード

しか出してこない。私が続けて強いカードを

出して、後1枚しーちゃんのカードを裏にすれば

いいところで、もう自分の中のLv7~Lv5の

カードがなくなった。するとしーちゃんは

1番強いLv.7のキラカードで私のカードを全部

裏にした。

「うわ～↑しーちゃんすごーい!」

「いいえ。まだまだよ。この世には、むしろ

　Best10のあと8人には当然この程度じゃ勝てない

　やつらがいっぱいいるわ。」

確かに。でもどうしよう。

Best10の中で一番弱いのが私だったら。