そう言って俺は送り出した。


 そして刺客と対面した。


「殺すなら…俺を殺せ!彼女は殺すな!」


「ふっ…。偽善者め…」


「なぜ彼女を殺す!」


 俺は彼女を助けるんだ。


 きっと水族館へ行くんだ。


「…復讐。大手ブランド店の将来を左右する女」


 世界を左右…。


「でも…彼女はなんの罪もないっ…!」


 刺客は銃を発砲した。


 ―――パンパンッ


「くっ…!」


「彼女を探せ!」


「やめろぉ!」