実は、例の喰いっぷりのいい女性のことが、頭から離れず、再びその中華屋さんに行きました。

前回と同じ日曜日のほぼ同時刻。

日曜日に来るということは、OLかな。
私服だったし、近所に住んでいて、昼を食べに来たという感じだったし。

やはり、昼のピークが過ぎた時間帯なので、客も少ない。

そうか、もしかすると敢えてこの時間帯を、彼女は狙ってきているのかもしれない。
客も少ないので、人目を気にせず食える。

そう考えると、再遭遇の確率と期待は高まる。

来るか来ないか、わからない女性、注文もせずに待つわけには行かない。

キョロキョロして、不審がられるのもイヤだ。

それより、今日はひとつ実験しようという目的もあった。

『あの同じメニューを喰いきれるか。』
いてもいなくても、この課題はいつかこなさなくては。

で、もし、あのお姉さんがいたら、
挑戦状をたたきつけようと考えていた。

と、言っても近くに座り、彼女が頼むのと同じメニューを頼む。

そしてそれを向こうより早く食べる。

くだらないかもしれない。

何をバカなことを考えているんだと言われるかもしれない。

が、これを乗り越えないと俺は駄目になる・・・(なんて、大袈裟でした。)


いなければ、あのメニューを食べきろうと考えていた。

どちらにしても、自分自身への挑戦でもある。

昔、建設現場で働いていた頃なら、多分いける量だ。
昼はカツ丼にラーメンとか、カレー大盛りのタヌキそばとか、普通に食べていたのだから。

私には少しこだわりがあって、タヌキなら『そば』、キツネなら『うどん』と決めている。

そんなことはどうでもいい。

メニューを見ながら少し時間を置いたが、彼女がくる気配もないので、注文することにした。