先日、地元の中華屋さんに入ってお昼を食べておりました。

回鍋肉定食に餃子をつけて、カウンターであまり美味くないなーと、つぶやきながら黙々と食べてました。

昼下がりなので、客もまばら。

そこへ、妙齢の女性が入ってきました。
常連なのか、迷わずカウンターに座りました。

私の二つ先の場所です。

何を注文したかというと、
「マーボー丼、大盛りで・・・」

可愛い顔して、大盛りかよ!!!

本当に食べれるのかなと、横目で盗み見してました。

半分ぐらい食べると、蓮華を置いてため息・・・

ほらみろ、大盛りなんか頼むから・・

と、思った瞬間信じられない言葉が。

「すみません、追加で坦々麺お願いします。」

マジっすか、お姉さん。

坦々麺いっちゃいますか。

恐れ入りました。

再びマーボー丼を食べ始め、その皿が空になる頃、坦々麺が目の前に。

そうか、ちゃんと計算して頼んでいたのか。

やるね、お姉さん。

私は心の中で拍手を送りました。

私のほうも食べ終わり、お姉さんに心で語り掛けました。

「今日はいいものを見せてもらったよ、あんたにゃ、かなわねぇ。」

そのとき、坦々麺を食べていたお姉さんが、顔を上げました。

まさか、俺の心の声が届いたのか!!

「すみません、ライス大盛りでお願いします。」

出てきたライスを坦々麺の中に入れて、再び食べ始めました。

そうなんだ、その食べ方が美味いんだ。

さすがわかっていらっしゃる。


店を出た私は、一種の爽快感さえ感じてました。

空はどこまでも、澄んだ蒼。




って、ほんとの話です。


そのお姉さん、身長は高めでしたが、細身だったし。



毎月の食費いくらかかるんだよ!!