「ん~っ!!」


あたしの、キャラメル!


リキにキスされたかと思うと、あっという間に口の中から、キャラメルを奪われた。


「……なんか、エッチぃ」


「だろ?あ~、ヤバ。モヤモヤしてきた」


……え。


「リキ……明日は忙しくなるし、今日は早く寝た方がいいよ?」


危険を感じ、後退り。


「……んでだよ。まだ昼間だろ」


「昼間っから……?」


「しばらく会えなくなるし?なっ」


きゃーっ!


強引なリキに引きずられるように、ベッドへなだれ込む。


今日もやっぱり、リキのペース。


あたしはいつも、リキに振り回されっぱなしなんだ。


だけど、幸せだけどね!








「……あれっ、リキ。ちょっと……待って?

なんか、いつもと違う」