その二日後、掃除に行くために真歩と別れ、廊下を歩いていた時にまたあの人に出くわした。


「…やっと一人になってくれたわね……」

「!?あんた…!!」


その人は、あたしを体育館倉庫へ連れて行った人だった。


「ちょっときてくんない?」

「行くわけないでしょ!?バッカじゃないの?」

「じゃぁ、ちょっと手荒のコトしてでも連れて行くしかないなぁ…」

「っ!?」


あたしは逃げだした。



でも、その人の足は想像以上に速くて…すぐに捕まってしまった。