晃汰の家もデカいと思ったけど、こっちは比にならないよ!!!!

デカさが尋常じゃないんだけど!?


「まぁ…入ってください」

「「ど、どーも…」」

全員が丸腰でお花のアーチをくぐっていく。

いやいや、どこぞの庭園ですかここは!!

もはや日本じゃないよ…。


全員が呆気にとられてる内に、漫画でしか見られないようなマダム様がいらっしゃった。

「あ、部屋の準備出来てる??」

「出来てるわよ」

「ありがとう母さん」


かかかかか…母さん!?


「「若っ!!!!!!!!」」

「あら、嬉しい事言ってくれるのねー??ふふっ」

いやいや、本当にいくつですかマダ…いや、お母様!!!!


キューティクルが美しい黒髪をアップにして、毛先くるっくる!!

そしてくびれが強調される形の真紅のドレス!!

…ここ、やっぱり日本じゃないんじゃないか……??


「じゃ、部屋まで案内しますね??」

「お、おう…」


飛鳥のお母様に若干の戸惑いを感じながら、大輔先輩はそう答えた。