ビタミンカラーの水着に身を包んで、ポニーテールだった髪をお団子にまとめる。


集合時間5分前に集合場所に向かうと、そこには、嬉しそうな1年生と、泣きそうな2、3年生。

1年生はともかく、2、3年生…なんでそんな顔してるの??


だって…この海だよ!?


海に近づくにつれて、小石の浜になってて、水は透き通った透明で…!!!!

まさに海!!!!きゃー!!!!

泳ぎたくて仕方ないよっ☆


「あら、まーちん…ビキニぃー??」

「そ、そうだけど…」

やっぱり変…だったかな??

「いいね!!セクスゥイーだよ♪」

…えーと。リアクションに困るぞ??

「ありがと…う??」

とりあえずお礼はしておこう!!


「晃ちんも森ちんも、そう思うでしょ??」

「え"」

ちょ、少なくとも1名、絶対に暴言吐く奴いるんですけど。


「う、ん。似合ってる…!!」

顔を真っ赤にしてそう言ってくれたのは飛鳥。

“まだ円の事諦めてない”

新幹線でサラッと言われたその言葉に、胸がチクッと痛んだ。


「色気ねぇ身体さらけ出されても困る」

「ちょ、ひどくない??」

やっぱり暴言を吐いたのは晃汰。

ムカつくー!!


けど。


ードキン

心は晃汰にドキドキしっぱなしで。