「ご両親に安心してもらえるように、茜を幸せにしなきゃな。
これからは、ずっと一緒だ」


「うん」


茜は頬を赤らめ、恥ずかしそうに俯いた。


「茜?」


呼びかけるようなレオの言葉に、茜は顔を見上げた。


「愛してるよ」


茜の返事を待たずに、言い終わるやいなや、レオは茜の唇を奪うようにキスをした。


茜は驚きつつも、レオに身体を任せるように力を抜いていった。


長いキスが終わり、唇を離した二人は、今度は微笑み合いながら手を繋いだ。


そして二人は歩き始める。


新たなる冒険の舞台へ。










【完】