「……っ!!」


レオは激痛に顔を歪ませた。


ドクドクと血液が吸われ、どんどん自分の身体から血が失われていくのが分かる。


「そうだ。いい子だ、茜。もっと吸うんだ」


レオは茜の頭を撫でながら囁いた。


レオの顔がどんどん青ざめていく。


重なり合う二人の姿を、日向は何も言えず、何もできずに見つめていた。