「はよう!」
「でも……」
レオが戸惑っていると、「ここから入れそうですよ~」と言って結界内に入ってくる人の声が聞こえた。
「ちっ! 茜を落としたら許さねぇぞ」
「任せとけ!」
レオは茜を抱きかかえたまま日向の背中に跨った。
上体を屈め、茜をレオの胸の下と日向の背中の間で挟むようにして、しっかりと日向の背に掴まった。
そして日向は自分が飛び込み窓を割った場所から、再び飛び出した。
空に飛びだした三人の背後には、月がうっすらと浮かんでいた。
「でも……」
レオが戸惑っていると、「ここから入れそうですよ~」と言って結界内に入ってくる人の声が聞こえた。
「ちっ! 茜を落としたら許さねぇぞ」
「任せとけ!」
レオは茜を抱きかかえたまま日向の背中に跨った。
上体を屈め、茜をレオの胸の下と日向の背中の間で挟むようにして、しっかりと日向の背に掴まった。
そして日向は自分が飛び込み窓を割った場所から、再び飛び出した。
空に飛びだした三人の背後には、月がうっすらと浮かんでいた。