やけに長い犬歯が二本、暗闇に光った。
それと同時に誰もいなくなった校舎に少女の悲鳴が響く。
長い廊下、広い体育館、最新パソコンを取り揃えた視聴覚室。
どの教室にも人の姿は見えず、物音すら聞こえない。
しかし、4階の左端の教室だけ窓が一つ開いており、クリーム色のカーテンが棚引いていた。
そこは、昨今の少子化の影響で今は使われなくなった教室だった。
教壇の下に、健康的な細さの綺麗な生足が見えた。
近付いてよく見てみると、冷たい床の上に横たわっている女子生徒が一人いた。
赤いリボンが解かれ、白シャツは第三ボタンまで開いており、レースのついたピンク色のブラジャーが見えていた。
横たわる少女の瞳は空を見つめ、頬は赤みを失い、小さな可愛らしい唇からは、再び息を吹き出すことはない。
そして白くて細い首筋には、釘で刺したかのような二本の傷跡が残っていた―――
それと同時に誰もいなくなった校舎に少女の悲鳴が響く。
長い廊下、広い体育館、最新パソコンを取り揃えた視聴覚室。
どの教室にも人の姿は見えず、物音すら聞こえない。
しかし、4階の左端の教室だけ窓が一つ開いており、クリーム色のカーテンが棚引いていた。
そこは、昨今の少子化の影響で今は使われなくなった教室だった。
教壇の下に、健康的な細さの綺麗な生足が見えた。
近付いてよく見てみると、冷たい床の上に横たわっている女子生徒が一人いた。
赤いリボンが解かれ、白シャツは第三ボタンまで開いており、レースのついたピンク色のブラジャーが見えていた。
横たわる少女の瞳は空を見つめ、頬は赤みを失い、小さな可愛らしい唇からは、再び息を吹き出すことはない。
そして白くて細い首筋には、釘で刺したかのような二本の傷跡が残っていた―――