なんか、我等が千夏様のご機嫌が心なしかよく見えるんですが。気のせい?
いや、違うな!めっちゃ楽しそうだ!


「あんたが朝恥ずかしい恥ずかしい言ってたのはこのことだったのね?
へぇ~へぇ~ふぅ~ん?」

「やめて恥ずかしい超恥ずかしい」


やめて恥ずかしすぎて口からなんか出そう!
て言えば坂田先輩が「ビニール袋あるけど、使う?」て聞いてきた。
使いません恥ずかしいんでほんと!あんたら兄弟ほんとなんでもかんでも口に出すね!


「坂田先輩、あの時はすみません、まさか転校生が兄弟だったなんて知らなくて…」

「いや、全然気にしてないし。ま、野々宮さんと一緒のクラスだったら面白いだろうな、とは思ったけどね」


坂田先輩は優しく許してくれた。それに加えてめっちゃ嬉しい言葉もかけてくれた。


「坂田先輩。今なら嬉しすぎて逝けます。」

「えええええ!?アズ!死ぬな!」


死なないよ…。雄飛、お前可愛いな…。


「そうだ、その坂田先輩っていうの、やめない?
雄飛も坂田だし。ていうか、俺だけ苗字呼びって、なんかやだ。」

「今すぐやめます」


なんだ…、あんたら兄弟二人とも可愛いな…。

「ていうか、晃先輩なんでそんなに笑ってんですか?」

「ぷぷ…いや…旭可愛いなぁ…なんて」


え…
ベーコンレタスフラグですか

「違います」


違うようです。