「ねぇねぇ、かおちゃん」

「ん?なに、飛鳥」


この人は中野 飛鳥(あすか)

飛鳥はあたしの幼なじみで、唯一あたしを名前で呼んでくれる人

目がクリクリしてて可愛い系の男子なの


「また、失敗したの?」
「・・・・うん」
「今更だけど・・・かおちゃん、好きって言う気持ち、ちゃんとわかってる?」

「うん!」
「じゃあどんな気持ち?」
「えっと・・・・キュンってなるよ・・」


「・・・それだけ?」

「うん!」


「まさか・・・・・たったそれだけで告白してたんじゃないよね」

「すごい!なんでわかったのー?」

「え!?マジで?」

「うん!マジで!」

・・・・・・

「はぁーーじゃあ僕が恋愛のレッスンをしてあげる」
「えっ!ホントに!?いいの!?」
「うん!じゃあ帰ったら制服で僕の家にきてね」
「うん!でも、なんで制服なの?」

「すぐに来てこれるように」

「だったら、一緒に飛鳥と帰ったらいいんじゃないの?その方が楽だから・・・ねっ」


「うん///」