激甘なアイツとの恋

顔が赤らめるのが分かった・・・








ほんと爆弾発言やめてほしいよ~









そうして時は過ぎ2日後・・・







「自意識過剰なヤツ俺むりだから
 じゃ・・・」







「えっ?
 今何て?」

















「だから・・・
  俺はもっと女の子らしくてどんくさい子が好きなの」







そう言って彼は歩いて行ってしまった・・・








自分の目から涙が出ているのが分かった













私浮かれていたんだ・・・











この日を境に私は変わった
             











髪型はショートにして・・・
手にはシンプルなネイルをして・・・
スカートの丈は短くもなく長くもなく・・・











でもね
何より変わったのは性格だった・・・










男の子が絶対守ってやりたいって思うような
天然な女の子に・・・




そして2年後・・・






ジリジリジリジリ~






今は朝の5時30分
今日はなぜ早起きかって?
それは・・・
今日は佐原中学校への転入の日❤






髪の毛はゆるく巻いて・・・
いかにも清楚な女の子を装った私








私は新しいセーラー服にそでを通しウキウキしていた
























佐原中学校は白を記帳とし
セーラー服を着た清楚な女の子と絵になるような学校だった。









しかも学校の中メッチャ広!
ここホントに中学校なのっ?











「キャー拓馬様」

「拓馬様おはようございます」









拓馬って人が来たら一瞬にしてうるさくなるって事は??
そんなにカッコイイのかな?
確かめてやる!













そう思って後ろを振り返ると・・・
キャラメル色の髪の毛がなんともに合うイケメンだった・・・













あまりにかっこ良くて空いた口が塞がらない
その時
ドキドキとして顔が赤くなってるのが分かった
















その男の子は私の横を平然と通り過ぎていった・・・


















私の転入する3-1組は
男子30人女子10人計40人で成り立っていた












私は担任の先生につれられ
教室に入っていった・・・











一斉に静かになって皆私を見た












転入する人ってこんな気持ちだったんだ・・・
なんか今まで転入してきた子尊敬しちゃうよ














「おいっ!
  桜宮聞いてるのか?」




















「えっ・・・・?。」
「あっ
 すいません」










またやっちゃったよ・・・












「じゃあ桜宮
 自己紹介してくれ」













「あっ・・はい
  桜宮・・・仁・仁菜です」











はずかしよ~
皆こっち見てるし・・・
しかも噛んじゃった
最悪

















「じゃあ桜宮は田宮の隣にすわってくれ」





「はいっ」






私の隣には
朝出会った運命の人が
机にうつぶせになって寝ていた





休み時間
私が今どこにいるかって?
隣の人の席の周りに女の子がたくさんいて教室じゃ落ち着かないから屋上来たんだ






こんな時でも
空は雲ひとつなく
青あおとしていた