「何故あの時に……父を……母を……何故殺した!?」
内容からして穏やかではなかったが、彼はそんな問い掛けにも全く動じようとはしなかった。
瘴気の球へ身体を向けたまま、ただ静かにその場へ佇んでいる。
「貴様、答えろ!
何故あたしたちを裏切った!!!」
「エリス」
ゼリューはルティナの問いには答えずに、いきなり私の名を呼んだ。
「君は定位置につけ。直ぐに作業を開始する」
そこには先程までの穏やかさはなく、凍り付くような冷たい響きしか感じられない。
こちらを見ようともしていない。
「ッ―――サマっ!
あたしの問いには答えられないと言うのかーっ!!!」
ゼリューに無視されたルティナは、怒りのあまり顔を上気させて、再び向かっていった。
が、またもや指一本動かしていない彼に、簡単にはね除けられる。
内容からして穏やかではなかったが、彼はそんな問い掛けにも全く動じようとはしなかった。
瘴気の球へ身体を向けたまま、ただ静かにその場へ佇んでいる。
「貴様、答えろ!
何故あたしたちを裏切った!!!」
「エリス」
ゼリューはルティナの問いには答えずに、いきなり私の名を呼んだ。
「君は定位置につけ。直ぐに作業を開始する」
そこには先程までの穏やかさはなく、凍り付くような冷たい響きしか感じられない。
こちらを見ようともしていない。
「ッ―――サマっ!
あたしの問いには答えられないと言うのかーっ!!!」
ゼリューに無視されたルティナは、怒りのあまり顔を上気させて、再び向かっていった。
が、またもや指一本動かしていない彼に、簡単にはね除けられる。