―放課後―

「っはぁ~~~!」
私は大きなため息をついた。
「ねぇねぇ、何かあった?」
くみが心配そうに声をかけてくれる。
「あ…、何もないよ。アハハ…。」
「そぉ??何かあったら教えてね。隠し事はしないでね。」
そんなこと言われたら泣いちゃった。
バカだなアタシ。
泣き虫だよ。恥ずかしい。
「ねぇ、何でなくの?ホント大丈夫??」
くみのやさしさが心に伝わって幸せだった。
「ありがとう、くみ。やっぱくみのこと親友だなって感じただけだよ。なくとかはずかしいね。笑っちゃうよ」
泣いて目が赤くなった私にくみは目薬を貸してくれながら
「当たり前じゃん!?」
ってやさしく言ってくれた。
くみ大好き♥
くみにはいじめのこと知られたくない…。