「集合!部活終わり!」

      ・
      ・
      ・

「ふあ~・・疲れたぁー!」

気が抜けた声でグチりながら
着替えているわたしが
菅原優。


わたしの隣で苦笑いしながら
着替えているのが田嶋美咲。
わたしの1番の親友。

「疲れたねー・・あー!
外真っ暗だし・・」

そう言いながら美咲は
着替える速度を速めた。

「そういえば今日の宿題って
多いよねー・・」

わたしは宿題のことを
思い出してかばんの中を
探ってみた。

「・・・」

「優?どおしたの?」

美咲が心配そうに聞いてくる。

「・・・ない・・」

わたしは小さく呟いた。