うまく誤魔化された気がしてならないんですが。


でも、何も考えられなくさせられる健斗のキスに、いつの間にか酔いしれていた――…。







朝。
隣に健斗がいないコトに気がつき、目が覚めた。


「健斗…?」


ふと、サイドテーブルを見るとメモが置かれていた


『今日、早く会社行かなきゃなんねえから、先に行く。あまりにも気持ちよさそうに寝てたから起こさないでおくな。健斗』


走り書きでも達筆な健斗の字。


って、わたし朝ごはんつくってあげられませんでした…。


ごめんなさい、健斗。
でも、ありがとうございます。