「お前、エースを知ってるか?」



「あたりまえじゃん。」



知らないはずがない。
だってエースはこの学校1
イケメンで頭がよくてスポーツ万能でケンカが強い。



…そして1番背が低い。


「だよな。 エースがお前の事呼んでんだよ。」


「はぁ?」



いくらなんでもありえない。てか、話したこともない。


「今から会いに行け。」


グループの人から命令される。
でも、そろそろすみれは限界らしい。
手や足がすごい震えてる。


「無理。」


あたしはそう言って
すみれを引っ張ったまま学校を出た。