少しした後おっさんが一人で入ってきた。


「雫ちゃん帰るって。」


「雫っいうのが彼女の名前なんですか？」


「そうだよ。」


「雫なにかいってましたか？」


「いや、泣いているだけでなんにも言ってなかったよ。」


最低な事をした。
覚えてないのを理由に一人の女の子を傷つけてしまった。

罪悪感をが俺を襲う。

「大丈夫。雫ちゃんもちゃんと理由を説明して分かってくれたから。」


俺の異変にに気付いたおっさんがそう言った。


「そんなの関係ねぇよ。」


一人の女の子を傷つけ泣かせてしまったことは事実なんだから。