僕「いやぁ!着いたね!青森!!」

おんちゃん「ふあぁぁ。山梨って青森って言うんだぁ。。。」

りうも僕も面倒くさいのでそんな小ネタには反応はしない。

おんちゃん「おい。お前等なんだその態度。」

りう「だって山梨じゃないから」

おんちゃん「あ…何その態度。お前等まじだせぇな!!」

僕は今も反応しない。

でも堪えきれず笑っちゃう。
おんちゃんは「お前等あとで絶対殺すから!」と言ってる。
言葉が古いし、いう事が小学生並だ。

しかし、蝉がジージー鳴いてる。つい「いやぁ~!あつがなついな!」って言ってみる。
誰も反応しない。
さっきのおんちゃんはこんな気持ちだったんだぁ…。

煙草をふかしながら、携帯で時間を見ると、まだ8時。

かおりちゃんとゆりかちゃんと会うのは9時半。一緒に観光する約束なんだ。
にしてもあと一時間あるなぁ。

昨夜の僕は車の中で珍しく寝れたから、四時間は寝ただろう。
疲れてるっちゃ疲れてるけど、体の調子はいい。ちょっと街を散歩するか。
すぐ一時間半位経つだろう。やることもないし。

僕「かおりちゃんとゆりかちゃんと会うまで適当にブラブラしよっか。なんか言い感じのカフェがあったら入ってもいいしさ。」

りう「だねぇ。やることもないしね。」
りうは完全にテンションが低い。

おんちゃん「いいねぇ。そうしようよ。」
おんちゃんもテンションが低い。さっきまで人の事をかっこ悪いと言ってたくせに。

まぁ夜でて朝着くのは本当疲れるからね。

僕「しかし前回はみぞれとか降って完全に冬だったよなぁ」

おんちゃん「そうだねぇ。」

りう「なかなか青森の夏ってのもいいねぇ。」

話がもりあがらない。
とりあえず、近くにあったドトールに入って、
だらだらと取り留めのない話をする。

地元でしてる話を、青森のドトールでしてるだけ。