買い物も終わって瑠瑠とも別れたけど、まだ5時前。
晩御飯も早すぎるけど・・帰るか。
住宅街の大きな公園を過ぎたところに家がある。
その公園を過ぎようとすると・・・。
「あの~
なに?
「あの~・・・
すこーしイラつきながら振り向いた。
そこには美男が。
「あのさ。絆創膏持ってない?
絆創膏?
あ!口の横ケガしてる。
「ありますよ。ハイ。
なかったらどうするつもりだったんやろ?
「ありがとう。さっき接待で取引先の偉いさんが酒で酔っちゃって。
そのときに・・・ね。
痛そう。
「お大事に。
綺麗な顔が台無し。
「ありがと。俺、佐久間結斗。21歳。これ名刺。
電話して?お礼したいし。
新手のナンパ?
絆創膏1枚でお礼って。