連れて来られたのはどこかのベランダだった。

その男の子は金髪でピアスがついてて、如何にもヤンキーみたい……。


『あのぉ………』



「ん?」

そう言いながら男の子は学生服のボタンをぶっちぎった。


『あぁ!そ……そんなことしなくてもあたしの髪の毛を抜けばいいことだったのに……。』