「萌瑠……。」


『えっ?』


"萌瑠"と呟いた星宮くんの声にビックリしてしまった。



『何で……あたしの名前を?』



「ごめん。」


あたしの質問には答えてくれず、星宮くんは逃げるように走って行ってしまった。