マミさんは奥に下がると、すぐに茶色の紙袋を持って出てきた。


「べ、べつに、竜司のために買ったわけじゃないんだからね! ちーちゃんのために買ったんだからね!」


「いや、マミさんのツンデレとか気味悪くて萌えませんから」


「チッ。つまんねー男。さっさとふられろ」


「はいはい、プレゼントはありがたくいただきますねぇ」


バッと包みを取りあげて、口を広げる。


一体なんだろ。どうせ対したもんじゃないだろうけど、やっぱり人からプレゼントを貰うというのは悪い気はしない。


例えそれが変態で暴虐武人で頭が湧いてるマミさんからの物だとしても、多少なりとも心が籠っているから嬉しいのだ。


ではでは、マミさんの心の籠ったプレゼントを御拝見っと。


「……なんすかこれ」


どっかで観たことがあるようなないような。得体の知れないピンクの太い棒が出てきた。