あ、あれー?


「え? じゃあなんですか? 二人とも千秋が女の子だと知った上で俺にあれこれ助言していたのですかい?」


「そうやなかったら、そこまで後押しせんやろ」


「そうじゃなかったら、とっくにネタにしてるわ」


「おいこら待てマミさん。お主の発言だけはなんかおかしいぞ」


「でも流石ちーちゃん、男前よねぇ。突然のキスに彼氏ならいいよ宣言。くぅ! これぞBL的展開! 史上最大級の萌え!」


「俺の発言は無視ですかそうですか」


「晴れて竜司はちー坊の彼女か。オトン、嬉しくて涙がちょちょぎれるぜ」


「チョイ待ち! 俺は彼女になった覚えはねえぜ!」


「晴れて処女喪失ね。やったね竜司! これで一人前のオナゴだよ! レディだよ!」


「俺は男だ! 処女なんてねえから!」


「あら、バックバージンが残ってるじゃない」