いざ部屋に戻るとそこには・・・・誰もいなかった。

引き換えに、、、



「お2人さんへ✬

なんかいちゃいちゃ楽しそうなんで、お邪魔虫はかえりまーす♪
ここに1人空気めないりっくんがいるけどお気にせず~

ごゆっくりとお楽しみください!!
僕達分のこれで~ 
 

by 葉山 武」


と・・・雑に書かれた・・・メモ


そして放心状態の美茉と今にも笑いだしそうな誘。



「・・・はぁっ!!??なにコレ!!」


「う~ん、気遣いってやつだろ?気にすんな。」


「えっ!!・・・」


「ほら、帰るぞ。
迷子になんねぇように手つなげ。」


「ちょっ・・・迷子って・・・」


「俺、いちおうこの街来たことないし。
ほら、こういうふうにつなげば大丈夫だろ?」


「はぁっ?ちょ・・・」


誘に強引に繋がれた手はほどこうとしても解けなかった。

無理やりがんがん引っ張ってく誘。



「ちょ・・・手汗ヤバいし、一回離したほうが・・・」


て、言っても誘はスルーして結局家まで手を離さなかった。