「私はそうしたい。けどお前にも恩を返したいから」

「あたしはいいのよ!1泊させただけだし」



そんな事思ってたんだ…。


やっぱりアタシ…彩なしじゃダメだよ。


泣きそうになりながら心でそう思った。



「じゃあ、あたしはこれで」



――…ヤバっ!!


思わず走って逃げた。


別に逃げる必要ないけど。