チャイムが鳴り終わった瞬間、アタシは教室を出た。 「おぉー恋ちゃん」 「あっ悟先輩。彩…知りません?」 「金髪の子なら桜姫奈と一緒に屋上だよ」 「ありがとうございます!」 今は誰とも話してる暇はない。 気になって気になって仕方ないんだもん。 こんなに気になるのなら朝聞いとけばよかった。 アタシのバカバカバカ! アタシは急いで屋上に向かった。