マンションから出た龍姫は愛刀を片方の肩に担ぎ、眠そうに歩きだした



一睡もせずに学校に行くの怠いって...

あ〜ァ
眠すぎ...


あれ?

あの黒の特攻服...
なーんか見たことあるような...


龍姫の進行方向に一台のバイクに乗った男がいたのだ

゙破龍華″と言う名の刺繍を入れた特攻服を着て....




龍姫に気付いた金髪の男は、バイクからおり近寄って来たのだ


「待ってたよ。
君って確か赤い車に乗って山を走ってた子だよね!!今から一緒に遊ぼうよ!!」


そう言ってヘルメットを投げてきた

ちゃっかりキャッチしてしまった龍姫...




あッ!!

こいつ破龍華の族の奴か!!
今わかったし...

目がぱっちりで綺麗な顔だな...
でもなんだろう...



ただの不良って感じじゃないオーラがする

龍「残念だけど今から学校だから無理!!!」


男へとヘルメットを投げ返した




「学校ってことは学生!!!??
なのにあんな運転してたんだ..
君やるね♪気に入った!!!学校どこ行ってんの?
俺は黒凰(コクオウ)学園に通ってるんだよ!!」


男は龍姫を気に入ったのか嬉しそうに笑っていた