山の中を走り続け、時計の時刻は朝の5時となっていた

辺りは少しずつ明るくなってきていた





獅羽は疲れていつの間にかトキの膝を枕にし、眠っていた....


獅羽眠っちゃったみたいだね...

明日も学校だしそろそろ帰ろうかな〜

帰る為に山を下り始めた....



獅「龍姫、今日はありがとう。
久しぶりに羽目をはずせてよかったです。」



龍「獅輝が喜んでくれてよかった!!
ずっと走ってただけだけど...」


本当は遠出とかしたかったけど

関東No.1の御海道組のトップにたつ人だし....

そう安々と遠出なんて出来ないよね





獅「龍姫、ずっと運転して疲れていると思うんですが、後ろの車引き離せますか?」


龍「出来るよ。
てかあの車、先から跡付けてるよね...
羽柴組関連かな?」

ミラーごしに後ろの黒い車を見つめていた



トキと上島は後ろを振り返った


龍「トキさん上島さん、ちょっとだけ運転荒くなるから獅羽を守ってよ!!」

龍姫の言葉を聞いたトキはギュッと寝ている獅羽を守るようにした




俺の後をつけるなんてバカな奴!!


さて...
ふっ切ってやろうじゃん!!


アクセルを踏み、スピードを上げた