「そうなんですか。」

それがなに。


「いやー、君の学生証の
学年とクラスが大貴の
クラスだったからさー
びっくりしたんだよ!

まぁ、それより…大貴の
誕生日のサプライズに協力
してほしいんだ。」

「は?」

「いや、単に大貴の車に
プレゼントを入れてくれる
だけでいいんだよ。」


………は?


「え、私が?」

「うん。」

「どうやって?」

「なんとかして車に乗るしか
ないよね。」

「ですよね。」

この人はなんなんだろ。

「でも、プレゼントは?」

「あ、今から持ってっていい?」

「え……うーん、まぁ。」

最初とは全然違って
強引な人だな。