電車のドアがひらき、
私は急いで電車を降りた。

その勢いで私はつまずいて
転んだ。


「いった……。」

ついてない。やだ。

「あの……大丈夫ですか?」

さっきの人……。

「あ、大丈夫です!
なんかすみません…。」

私は急いで立ち上がった。

「い、痛っ。」

足に激痛が走る。


「あ……ケガしてますよ。」

ひざを見ると結構な擦り傷が
できていた。

そりゃ、痛いわ。

すると、彼は私のひざに
絆創膏をはってくれた。

「あれ、ちっちゃいかも。」

「あ、大丈夫です……。」

あぁ……恥ずかしい…。

「あの、俺すぐそこだし
手当てして行きます?」

「いや、いいです!」