プルルルルルルル………
プシューッ―

電車が閉まる。

私は白石由衣。
某有名校の高2。

有名って言っても
バカで有名な。

毎日電車で30分かけ
登校する。

「バカ学校の……」
「チャラい〜」

ひそひそ話なんて
もう慣れっこ。

なんで家の近くの高校に
行かなかったのか……謎。

ま、今の高校になったのは
自分の学力のせい。

「次は〜、〇〇〜。〇〇〜。」

私はドアの近くに移動した。