何も見えない暗闇のなか

どちらを向いても先の見えない世界で

ただひたすらに
歩き続ける。

それがあたしの人生。

誰に気にかけてもらえるわけでもなく、そんな生活にもう慣れてしまった15の春―・・・
いつもと変わらない朝

一人で歩く通学路には、満開の桜がうっとうしいほど舞っている。

今日もまた変わらない一日がはじまる。