汐莉の問いに小林が問い返した。

「もえと…ひっつけようともして…。亡くなる人に怨まれるような人を…。」

「後で、話を聞かせて下さいね。」

矢神も無言の仁藤に手を添えながら、汐莉を睨んだ。

「いったい…何?」