チュンチュンと鳥の泣き声がする。
もう朝か……
変なの……いつもだったら、真紘の泣き声で起きるのに。
はぁー……また仕事行かなきゃ。
今日もまた昨日の尾を引いて上司が機嫌悪かったら嫌だなぁ……
そう思いながら、横になっていた身体を起こす……
……起こす………
……?……
腹筋に力を入れて起こす………
……起きない。
……ってか起きれない。
じゃあ手を使って………
手………
て………
テェ?!!!
俺の手、こんなちっちゃかったけ……?(汗)
ってか、足もちっちゃくね……?
小さな手で自分の頬を触ると、ツルツルしていて弾力がかなりある。
寝ている俺のまわりをキョロキョロ見渡すと、沢山のヌイグルミとオモチャがたくさんついたメリー。
横を見ると、木の柵がある。
柵の向こうに鏡があって、俺はそれに映るように一生懸命小さな身体を動かした。
「……嘘…だろ?」
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