私たちは昔話をして、昔のように笑い合った。


ジョシュお兄様とはもうこんな話などできないと思っていた。


お兄様……などと呼ぶことはもうないと思っていた。



『ローズ……すまなかった』

「……謝らなきゃいけないのは私の方だわ」

『違うよ。何も気付いてあげられなかった……俺が不甲斐ないばかりに』

「そんな事ない。今も昔も私にとってジョシュお兄様はナイトなの」

『ナイト……?』

「うんっ、いつも私を守ろうとしてくれる。心も体も……全てを」



私はジョシュお兄様が大好き。


たった一人のかけがえのないお兄様。