『僕たちが守るよ!!ローズも赤ちゃんも!!』

『いつからそんなに頼もしくなったんだ?』

『兄様の弟だからね!!僕も兄様のように逞しい男になるんだ!!』

『そうか、頼りにしてるよ』



シエルの言葉に胸に手を当て凛々しい顔をしているセリアル。


セリアルには申し訳ないが可愛いなと思ってしまった。



『セリアルだけじゃない、俺やジェイドも何があっても守りますよ』

『えぇ、絶対に』



ジョシュお兄様……ジェイドも……。



「みんな……ありがとう」



こんなに大切に想ってくれている人たちを残して私は死のうとしていたんだ。


私はなんて事をしようとしていたんだろう。