佑季、アリエル、恭平、果夜、オレの5人でアラモアナでショッピング。


「母さんにバッグでも買って帰るか?」


「うんっ!」


「ブランドものならわたくしに任せて?」


と、先陣を切るアリエルと一緒に店を回って、全員で抱えきれない程のお土産を買いあさった。


「ねぇ、アオイ」


「何だよ、アリエル?」


「一緒に指輪買いましょ?」


「いらねーよ」


「わたくしはいるの!ねぇ、いいでしょ?」


「よくない」


「あっ!そうだわ、果夜さん。今晩、お部屋変えない?」


「え…」


「わたくしとアオイ、果夜さんは佑季と。ねっ?」


「あ…でも…。お土産たくさん買っちゃったし、荷物の整理しなきゃだし…」


「アリエル、却下。お前、諦めるんじゃなかったのかよ?」


「だって…」


「とにかくヘタなマネはやめろ。オレはお前が欲しくない」


「ねぇ、アオイ。どうしてそんなに拒むの?好きな人でもいるの?」


「いたらなんだって言うんだよ?」


「いても…。わたくしの気持ちは変わらないわ」


「まぁまぁ。ハワイまで来てモメるなよー。ヨシ、気分を変えてこの恭平様がスムージーでも奢ってやろうっ!」


恭平の仲裁で場はおさまり、イートインスペースでそれぞれスムージーを流し込んだ。