男って怖いんだね。
男の本気って、あんまり考えてなかった。

ゆーだいくんとこうきが話している姿を、

ずっと後ろから涙がこぼれ続けている目で見ていた。


ゆーだいくんがこっちに近づいてきた。

「天、もう俺に内緒で、他の男に逢うな。約束できる?」
「約束する。絶対。」
「俺ちょっとさ…今本気で怒ってる。」

鋭い目は、そうだったんだね。
ウチに対して怒ってたんだね。
ゆーだいくんの目、見れないよ。

「天!プリ撮ろうゼ!」
「もっちろん!」
「さっきは、怒ってゴメン。」
「ウチも、最低なことしてゴメン。」
「もうテンション、アゲよ!」
「ゆーだいくんーっ!」