改札を通過したそのときだった。
見覚えのある、細い目、プックリした唇…

−ゆーだいくん!?−

相手もウチを見つけてくれたのかな…?
顔を赤らめたら、こっちに近づいてきた。

「何で…メール無視した?」
下を向いたまま、なにも答えられなかった。
「いいけど…ちゃんと連絡しろよ!?」
「ゴメン…なさい…」
「久しぶりに、天のユニホーム姿見た。ちょっと話さないか??」
「いい…よ。」
ギュッと手を握られ、引っ張られるカンジで、カフェに入れられた。

ちゃんと、ウィンドブレーカー着てるのに…
身体がガクガク震えていた。

必死で抑えようとしてたけど、無理だった。