−次の駅に着くまでには、
         泣き止まなきゃ−

唇を噛み締めながら、自分に言い聞かせていた。


「天!あそこに鳥がいるよ!」
「えっ、ホント!?」
「ほら、池の方!」
「ホントだ!かわいい。」
明るく振る舞ってみた。

−笑ってる天が好き−

そう言われたんだもん。
まぁ、いつも笑顔だけど。
ニヤニヤ的な!? 笑


「天、目赤いぞ?大丈夫??」
「昨日楽しみすぎて、夜更かししちゃった。」
「ばーか。って俺もだけど。」
グーで軽くげんこつされた。
「ゆーだいくんのばぁか。」
「ゴメン。」
頭をなでてくれた。
「大丈夫だよ。」