「ゆーだいくん!?わかる!?天だよ!?」
「天…」

急いでナースコールを押した。
『どうされましたぁ?』
「目、覚ましました!」

「ゆーだいくん…よかったぁ…」
「お!ホントだぁ。人工呼吸機外しますねぇ。」
「愛の力だっつーの!」
「もしかして、彼女!?」
「俺の愛する彼女です!」
「いいわねぇ〜!!!」

いつもの、普通の、ゆーだいくんだぁ。

先生が心臓の音聞くとき、
「天、向こうむいてて。ちょっと見られたくねぇ。」
「いいよ。」

子供なとこもあんじゃん。


みんながいなくなって、ふたりっきりになった。

「ビックリしたよぉ。」
「ずっといてくれたのか?」
「もちろん。」
「天……………」
「ウチの彼氏は、ゆーだいくんだけだよ。そーいや、ご両親は来ないの?」
「明日来るって。」
「今日はウチがお泊りだから。」
「ガチ?」
「ガチだよ。」