教室には親友の怜果(れいか)が待っててくれた


「あっ羽月(はづき)おっそいよ」


そう言いながら鞄を背負って近づいてきた


『怜果~まじありえないって!また停学だって!しかも一週間だよ一週間!』


「まじで~停学何回目よ(笑)進級できないんじゃない?」


怜果は笑いながら全然心配してなさそうに私の肩を叩いてきた


私はいわゆる不良ギャル
校則の厳しい高校で校則を破り続けてる私はだいぶ先生達に目をつけられてる


『うちが留年なんてすると思う?そこらへんの頭はいいんだよ』


でもテストの成績がいい私は退学にはされないで済む