なんだか口論から乱闘になりそうだな
「二人とも落ち着きなさい」
源さんがとめて少し落ち着いた二人
「鈴音君、君のおかげで隊士は元気になったよ」
近藤さんが話をした瞬間静かになったな
「それが晴明様から続く使命ですから」
「これからどうするんだい私達はわからないが、そのよくある事なのかい」
不安そうな近藤さんが聞く
「あまりあることではありませんよ、しかし時空を渡る術を持つ者もいます、例えば鬼などの上位存在は…
しかし、人間で出来るのは安倍晴明、小野篁、役小角位かと」
妖ならまだ、なんとかなるが、人間相手では厄介かも
「鈴音君は、元の世界に帰るまではどうするんだい?」
重い空気を悟ったであろう沖田が話かけてきた
「そうですね、安倍の屋敷でも問題は無いとは思いますが、
壬生浪士隊の場所に穢れが集中しているのは分かりますから
京の都全体を穢れが覆うような穢れは有り得ないはずなので
出来れば中心と言っても過言ではないのでここに滞在するか、この付近にいるつもりです」
考えながら話すのは疲れるは、時代が違うだけで意味だって変わるからね
「そう、よくはわからないけど大変な状況ってことはわかったよ」
沖田が理解したらしい
「鈴音君は、新撰組に滞在して貰おうか、
剣術の覚えも、不思議な術の心得もある」
近藤さんが私に提案してきた
「よろしくお願いします」
青龍達に確認なしで決めた
「鈴音様、2日に1回安倍邸に禊ぎに行くのであれば」
青龍が私に意見を出した
「わかった」
納得した私に不服の人達
「間者の心配ならついて来たら良いです」
玄武が提案したら納得したような表情の新撰組
「一応は、男装しますから」
「「「わかった」」」
新撰組は納得したらしい