「祓いの儀式を行います」

驚く新撰組の人達を無視

「玄武、朱雀がいないのは仕方ないですね

晴明様、大丈夫ですか?」

不安、というより心配そうな青龍

「大丈夫だよ、白虎はケータイ切ったよね」

電波の影響は無いはずだが多少は影響するかも

「切りました」

同じ失敗はしないよ

「白虎、近藤さん達に結界を」

「御意に」

白虎が改まる

「青龍、穢れを祓うよ」

青龍が片手を天に向けた後

「我が名の下に穢れた身を浄めん」

清浄な水が降ると、穢れが落ちていくが

…憎い、悔しい、妬ましい生きたい

祓いの儀式でも祓え無かった

人間の強い思いがあつまる

「穢れた魂を浄め、守護の力に」

私は刀を抜き、札を取り出した

「水の創弓」

刀は姿を消し青い弓と矢になった

「破邪降伏」

弓を弾き、矢を射ると断末魔の声が響く

「永久の安らぎを」

キラキラと光る水のような美しい物はさっきまでの穢れ

浄化され、闇は消え美しく人々を守る力になるはず

「儀式を終了す」

そこで私は気を失った